アル施連とは
アルコール・薬物施設連絡会は、お酒や薬をやめて”本来の自分”を見つめていくためのお手伝いをする施設の集まりです。

助け合う仲間の力

全国公的扶助研究会常任運営委員 アル施連元顧問 斉藤 昭夫

 

昭和50年代まではアルコール依存症のプログラムはなく、 離脱期の精神症状のために患者は精神病として社会から隔離収容されていました。 しかし八王子の山麓にある精神科の病院では、自助グループに参加し回復につながる仲間が増え、 病院スタッフも海外の精神・アルコール治療の事情を学び、これからの治療システムは外来治療機関を設け、 地域に共同作業所、共同住宅を作り、患者の社会復帰・社会参加を進めるべきとの研究発表をしていました。 その理想は、共同作業所づくりの市民運動として結実し、アルコール依存症のリハビリ施設として最初に設立された 仲間の家、SUM共同作業所の運営委員の呼びかけで、次のような趣旨でアル施連は結成されました。

 

1) アルコール・薬物施設の共通する課題に取り組む。
2) リハリビリテーション前進のための諸問題に取り組み、行政に制度改善を働きかける。
3) 各施設はお互いに助け合い共同して、新しい施設の設立にも援助する。
4) 各施設は、お互いに他の施設の独自性を認め合う。

 

今、福祉制度は保険制度や自立支援制度に変わり、自立自助での経営が求められてていますが、 改めて市民運動の原点に立ち、私達は依存症のリハビリテーションの前進に向け英知と共同の力を発揮したいと思います。 そしてその根元は何といっても、回復者の姿にあるといえます。回復し助け合う仲間の力こそが治療と リハビリテーションの歴史を発展させてきたと言えます。 それまでのそしてこれからも関係者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

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